世間一般的に看護師は休みが少ないというイメージを持たれがちですが、働く場所によって様々です。年間80日前後の休みしかない職場もあれば、理想より大幅に多い130日ぐらい休日があるという職場もあります。
もし休日日数にこだわって職場を探したいという場合は、大学病院やクリニック、保育園が狙い目です。まず大学病院や国立病院などの大病院は、平均休日日数は125日となっています。診療科や患者さんの数が多いため、一見忙しそうな印象がありますが、それだけ看護師の数も確保されているため、人手が足りず急きょ出勤を要請されるようなことはありません。また、福利厚生や運営体制が整っているため、自分の休みたい時に自由に有給休暇も取得できます。
個人経営のクリニックの休日が多いのは、大きな手術が行われないこと、また入院する患者さんもいないためです。夜勤もなく、基本的に日曜日や祝日はお休みとなります。中には平日の午後を休診にしているクリニックもあり、バランスよく休みが取れるという点がメリットと言えるでしょう。
そして医療施設以外に目を向けると、保育園も人気の高い職場です。体調が悪くなったり怪我をした園児の手当などが主な業務で、残業は少なく、もちろん夜勤もありません。病院勤務の看護師に比べると少し給料は安くなる傾向にありますが、平均休日日数は120日とカレンダー通りの休みが取得可能です。常に小さな子供達と接することができる環境なので、元々子供好きな人にとっては理想的な職場と言えるかもしれません。